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2000系は神宝線用に'60年に導入され、定速制御と 回生ブレーキとを備えた事から、人工頭脳車または オートカーと呼ばれた。 上記には、本線で活躍していた冷房化前の様子を 紹介する。'70年代半ば頃には冷房車配属数のバラ ンスを考慮して京都線へ転属となった時期もあった。 次第に支線へ転用、または3000系、5000系の中間 付随車化され、現在は中間車も全て廃車となり能勢 電1700系として譲渡された車両を残すのみである。 両開き扉にアルミサッシを多用した窓枠、貫通扉上 の2灯化シールドビームとモニタールーフ等といった 洗練されたボディは現在にも続く阪急スタイルを確 立し、第一回ローレル賞を受賞した。 幼少時、アルミ製ブラインドがギラギラ輝く新車に 初めて乗車した時の感激は、今でも忘れられない。 |