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2300系は京都線用に'60年に導入され、同時期に登場した神戸線 用2000系と同様に定速制御と回生ブレーキを備え、人工頭脳車 またはオートカーと呼ばれた。モニタールーフにアルミを多用した 窓枠など、斬新な軽量車体は新しい阪急のイメージを確立した。 主回路方式は2000系とは異なり、1500V区間専用のためMM4個 永久直列のM車1両制御を採用し、2連から8連まで自由に編成を 構成して、特急から各停まで幅広く活躍した。 電機メーカを異にするため複巻電動機の制御方式は2000系とは 全く異なり、分巻界磁と直列接続された界磁抵抗値をトランジスタ アンプで制御されたサーボモータで調整する方法で、当時としては エレクトロニクスを採り入れた先駆的な存在であった。 また、カルダン駆動方式についても、神宝線のWN継手に対し京都 線では中空軸たわみ板を採用し、伝統的に異なる方式となった。 非冷房だった'70年代の画像を紹介するが、'80年代には冷房化と 共に制御方式も界磁チョッパに変更され定速制御も廃止となった。 |
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