山陽電鉄・820/850形

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'74-5-30 西代
851 他3連

'71-12-17 霞ヶ丘〜垂水
851 他3連

'74-6-5 高砂
855 他3連

'74-8-7 八家〜的形
851 他3連




'71-12-17 霞ヶ丘〜垂水 825 他3連

(270形は下記をご覧下さい)
"山陽電鉄・270形・'70年代"
"山陽電鉄・270形・'80年代"


山陽820・850形は、戦後まもなく明石以東の1500V昇圧と車両限界の大型化を完了した時期に神戸〜姫路間の直通特急として登場した17m2扉車で、転換クロスシートのロマンスカーとして大好評を博した。

戦後の混乱期に運輸省から割り当てられたモハ63形は20m車であったが、大き過ぎて使い勝手が悪かったためか、820形では運輸省規格に準拠した17m車となり、'48〜49年に製作された。
私鉄では戦後初のロマンスカーであり、クリームイエローとネイビーブルーのツートンカラーはその後の山陽電鉄の標準色となった。
850形は出力増強を図った増備車であり、'50年に造られた。

2000系増備以降は特急運用から退き、ロングシート化並びに先頭車貫通化改造を受け、270形と組んで3連で各停運用に就いていたが、元特急車として相応しい風格を備えていた。
大規模な車体更新も受けず、'83年までには全て廃車となった。