|
3000系は神戸線用に'64年に導入され、昇圧前の高度成長期を支えつつ大量増備された。2000系に装備した複巻電動機による定速制御や回生制動は備えずに簡素な抵抗制御車に戻り、昇圧時には切換に即応出来る"おしどり方式"を採用した。 高圧側Mc車と低圧側M車を有し、昇圧前の600V架線では独立に制御し、1500V昇圧後は2両を直列接続して互いに協調を取り基本的には各M車が個々に制御する方式で、神戸線にて特急から各停までオールマイティーに活躍した。 車体は2000系に準じた標準車体で、それまでの伝統であった広幅貫通路を狭幅に変更して妻引戸も追設して、ミンデンドイツ台車は堅実な乗り心地を発揮した。 車種毎の車番体系を確立し、Mc:0番台、Tc:50番台、M:500番台、T:550番台と、本形式から分類した。 '74年以降に順次冷房改造されると共に、一般的な1C8M制御としパンタは中間M車に2台搭載とした。モニタルーフを備え非冷房時代であった'70年代を紹介する。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |