南海・大阪軌道線−阿倍野界隈・75年3月
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南海電鉄が経営した路面電車区間を大阪軌道線と称したが、'75年3月訪問の天王寺駅前〜阿倍野間の様子を紹介する。 上町線のこの区間は平野線から乗り入れて来る系統も走り、狭い併用軌道の中を通勤客や買物客、参拝客を乗せた単車て終日賑わっており、阿倍野では平野線と平面交差していた。 半鋼製の旧型車が主力の中、モ501形とモ351形はスマートな全金属製車体を誇ると共に、系統表示幕も有しており、上町線は「ろ」、平野線は「は」を表示していた(阪堺線は「い」)。 道路の両側には各種銀行や証券会社が建ち並び、金融街を形成していたのには驚かされる。 この辺りの道路は近年拡幅されて緑化軌道となり少し西側に移設されると共に、バックには"あべのハルカス"が聳え、景観が見違える程に一新された。 |
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