近鉄・奈良線・玉川工場
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近鉄の玉川工場は、奈良線若江岩田駅の西方に位置し、'52年 に完成し主に奈良線、京都線等の旧600V線区を担当していた。 この'75年6月の訪問は、大学鉄研の活動の一環であり、当時、 近鉄に就職して玉川工場に勤務されていた先輩の協力を得て、 工場見学が実現したものであった。 構内入換車1号は、旧信貴生駒電鉄デハ1形の3号車であり、 '64年の近鉄合併時に廃車となった車両を流用し、正面貫通化 されていた。昭和2年製のリベットが目立つ重厚な外観であり、 後に五位堂検修車庫でも入換車として使用された。 構内入換車2号は、元モ660形モ665号車である。参宮急行デニ 2000形の足回りを流用して'41年に製造された関西急行モ651形 であり、'64年に荷電改造され、'69年の奈良線昇圧時に廃車と なったが'70年には入換車に改造された。五位堂でも入換車と して使用され、その後、橿原神宮前での台車振替入換車として 活用されたが、'97年には解体された。 その他、前面丸形5枚窓で3扉、ダブルルーフを特徴とし初期の 関西私鉄を代表するスタイルの200系廃車体も2両確認出来た。 これらは、元大阪電気軌道のデボ150形150〜153の車体を利用 したデボ61系(80,81,88,89)と思われ、'49年に鋼体化改造されて モ640〜643号車が誕生した際の旧車体と推定される。 玉川工場の機能は、大阪線高安工場と南大阪線古市工場と共 に、'82年に新設された五位堂に移転された。現在はその跡地は ショッピングモールとして有効活用されている。 |
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