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710系は、旧「新京阪線」を帰属させて戦後再スタートた阪急に、神戸・宝塚線用810系と同時に'50年に京都線に登場した。Mc-Tc2両固定編成で広幅貫通路とセミクロスシートを配した1500V/600V複電圧機能の19m2扉車という、戦後の阪急標準車両であり、今日に至るまでの阪急の洗練されたスタイルと全線統一車体寸法を確立した。 '56年には梅田乗り入れを開始した京都線特急に充当されると共に、全線仕様を活かして京都〜宝塚間休日運転の特急”かげき”に活躍した頃が花であった。 2800系特急専用車の新製投入によってロングシート化、3扉化が実施され、晩年は4両固定で嵐山線で過ごしていたが、'83年には廃車となった。 |
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