阪神電鉄・3301形

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'70-4-23 武庫川
3301単行

'70-4-23 武庫川
3301単行

'74-10-4 武庫川
3304単行

'70-4-23 武庫川
3302他5連 うずしお号




'74-10-4 武庫川 3304単行



譲渡先のえちぜん鉄道で活躍する2204号車
('03-11-3 田原町)

 
 3301形は、片運の3501形と共に'58年に登場した
 両運、前面貫通式片側3扉ロングシートの高性能
 急行用車である。
 クリームとオレンジバーミリオンの急行用塗装色は
 当時人気のあった漫画キャラクターから「赤胴車」
 と名付けられ、'60〜'70年代を代表する阪神電車
 のスタイルを確立した。

 本線では主に増結用に、武庫川線では単行運行
 されたが、大容量MG装置の搭載スペースが無く、
 '76年の冷房化以降も単行運用では冷房は使用
 出来なかった。
 '86年に廃車後、京福電鉄福井支社(現えちぜん
 鉄道)に譲渡され、下回りを変更しモハ2201形と
 なった。'14年には2204号車の運行終了を最後に
 元JR東海119系改造のMC7000形に置き換わった。

 単行で活躍した武庫川線は、海岸地帯にあった
 川西航空機への工員輸送用に突貫工事で建設
 された路線で、戦前は軍需輸送に、戦後も駐留軍
 用に国鉄西宮駅から貨物列車が運行された特異
 な路線であった。
 撮影当時も残る三線軌条、国道線と連絡していた
 武庫大橋駅の廃墟跡、国鉄甲子園口駅手前まで
 続く廃線跡を辿った頃が想い出される。


  
(他の赤胴車については下記アルバムをご覧下さい)
         "阪神電鉄・3501形"
      "阪神電鉄・7801系・初期車"