阪急610系
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610系が神戸線の支線で活躍していた頃の姿を 紹介する。610系は'53〜'56年にかけて電気機器 を流用し広幅鋼製車体を新造した15m車で、規格 向上された宝塚線の輸送力アップに貢献した。 '67年の神戸線1500V昇圧時には電気機器を新製 して神戸線の支線に移り、上記撮影当時は今津線 では中間車に3扉の600系を挟んだ編成が運用され ており、非貫通の第一編成も走っていた。 均整のとれた阪急標準スタイルのまま車体長を縮小 した様な、愛くるしい車両であった。 '76年から663号車を除き順次能勢電に譲渡され、 '94年まで美しい阪急マルーン色のまま使用された。 (今津線や甲陽線での活躍の様子は下記アルバムをご覧下さい) ”阪急今津線・610系−73年5月” "阪急甲陽線・610系−73年8月" |