西鉄・福岡市内線
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西鉄福岡市内線は、戦前に福博電気軌道と博多 電気軌道が合併して以来、名実共に福岡の市内 交通を一元に担っており、約140両の車両と約30km 長の計6路線から構成されていた。 2車体連接車導入による輸送力の向上や、ボギー 車のワンマン化による経営改善を図ってきたが、 '60〜'70年代にかけての道路事情の悪化と乗客の 減少に伴い、'73年の吉塚線、'75年の東西貫線・ 博多駅線・城南線の廃止に続き、'79年の循環線 と貝塚線の廃止で遂に全廃となってしまった。 運行系統が複雑なため、車両前面に経路を表示 する簡略図が掲げられていたのが懐かしい。 薬院付近では大牟田線との珍しい平面クロスが 存在したが、残念ながらカメラに残せなかった。 |