新京成電鉄は、旧陸軍演習線を整備して戦後開業 した歴史の浅い路線だが、その後の北総地域の大 規模開発に伴って、大きな変貌を遂げた。 当初の車両は全て親会社である京成からの譲渡車 であり、急激な輸送需要の増加に対応して次々と 旧型車を増備したため、車種が多様に亘る。 その中で上記に紹介した車両の概要を示す。 モハ1100形:'61年に譲渡された旧型車の中堅で、 '69年以降に車体更新され、'87年に廃車された。 モハ100形:'62年以降の拡張期に大量譲渡された 功労車で、更新種別により幾つかのスタイルに 分類され、'87年に廃車された。 モハ500形:新造高性能車800系の増備がうち切ら れた'75年以降に譲渡された最後の旧型車群の 一つで、'90年までに廃車された。 |